細い石畳の道を歩いているとまた運河にぶつかり、そこに架かる小さな橋を渡る。
まるで迷路に紛れこんだような気がする。
橋の下にはゴンドリエーレが巧みに櫓をあやつりながらゴンドラを更に細い運河へと
漕ぎ出していく。
これは、夢の中…?
世の中には頭に焼き付いてすっかりお馴染みになっている光景というものがあります。
イタリアの“水の都 ウ゛ェネツィア”はその最たるものではないでしょうか。
実際、我々夫婦もそのお馴染みの光景にはそれほどの興味もわかず、今回イタリアを
旅するにあたっても、時間があれば足を伸ばそうか…という軽い気持ちだったのです。
ところが、ところがである。
一歩そこに足を踏み入れたとたん、あの写真で見慣れた光景が強烈な印象を持って
胸に迫ってきたのです。 “郷愁”とかそんな感じかな…
ルネッサンス芸術発祥の地、フィレンツェでは中世の香りを満喫し、ルネッサンス
絵画をこれでもかといわんばかりに堪能して、頭の中が少々麻痺状態になっていた
直後のあの水の都の光景。
車の存在しない摩訶不思議な世界、すっかりとりこになってしまいました。
旅の間は四六時中一緒で、ささいなことからいさかいもしましたが“死ぬまでに
もう一度ここに戻ってこよう”という点では見事に一致!!
そのためにもこれからも末永く仲良く…目指すは再びのウ゛ェネツィアへ!と
いうことでまずは手を打つことに相成りました。シャンシャン。
マザリィーのHPもご覧ください。
http://www.motherly.jp